2014年8月30日土曜日

-ゆうと「地球上で最も幸せな国」-

お盆休みは皆様いかがお過ごしでしたでしょうか?

 
私は長い夏休みを頂いて、生きているうちに一度は行ってみたいと思っていたバヌアツ共和国へ行ってきました♪

バヌアツはオーストラリアとフィジーの間、南太平洋に浮かぶ83の島からなる共和国。国土面積は新潟県とほぼ同じ大きで、島から島へ渡るには小さなボートやセスナ機を使うことになります。


今回私はバヌアツの中でも最も秘境といわれるタンナ島で多くの時間を過ごすことにしました。

タンナ島は巨木のバニヤンツリーや椰子の木に覆われたジャングルが広がり、活火山や真っ黒な砂浜ビーチ・滝・どこまでも続く1本道と、まさに秘境の島。

自然が堪能できるのは勿論ですが、ここには未だに電気やお金を使わず、自給自足をしながら村人同士と協力しあい生活をしている人々がいます。

私はそんな村人たちの暮らしぶりを体験させていただくビレッジツアーへ参加してきました!

私が滞在したカランギア村は、バナナの皮や竹でつくった家に住み、女性は上半身裸で腰みの姿、男性はペニスサックのみという出で立ちの村人達。


バヌアツではまだ裸族が住んでいるんですね。

私は主にここに住む女性たちにくっついて行動していたのですが、ここでの仕事は農作物を育て、料理をして、皆で子供を育てること。(村にはたくさんの子供がいるのですが、誰の子かわからないとのこと。また学校へ行くお金もないのでお勉強も自分たちでしている様子でした。)

早速私はここで伝統料理を教わりました。

彼らの主食はラプラプという食事で、木の棒を使ってマニョックと呼ばれる芋をすりおろし、その上にアイランド・キャベツをのせ、ココナッツを絞って、バナナの葉っぱで包んだら炭火の上に置いて、石をのせ、10分ほど焼いたら出来上がり~~☆

お味はモチモチしていて、甘い銀杏お餅みたいな感じ。日本人好みかも!

それから子供たちとは普段している遊び(木の実を使ったおはじきゲーム・木の縄で作った縄跳び・鬼ごっこなど)を教えてもらい、一緒に参加して過ごしました。

ここの子供たちは実に表情が豊かで、眼もキラキラ輝いていてピュアさが伝わってきます。


さてここの男性陣達の暮らしといえば…のんびりと日がな一日タバコを吸い(手作りのタバコです)、夜はカバというお酒を飲みながら泥酔(こちらも手作りです);なんとも呑気な生活スタイル;;

お酒好きな私は早速こちらの手作りのお酒(Kava:カバ)も試飲~☆彡

このお酒はバヌアツの神秘の飲み物といわれていて、コショウ科の多年草の根を砕いて水を加え濾したものです。見た目は泥水で、味はかび臭いような・・・とにかくお世辞でも美味しいとは言えない飲み物です。この飲み物、じつはアルコール度数0なのに酔うという一種の麻薬のようなものなので、さすがの私もこちらはお付き合い程度で終了しました。



毎日必要な事だけをするシンプルな生き方。例えば葉っぱを磨り潰して薬を作ったり、自分で火をおこしたり。携帯もパソコンもない生活は私にとって意外に心地いいものでした。

今回のバカンスではバヌアツの1島にゆっくり滞在して、その土地をより深く知る旅が出来て本当に良かったと思います。

まだ観光地化されていないバヌアツの島々にも、いつか変化が起きてしまうかもしれないと思うと心が痛くなります。

いつまでもいつまでも、変わらない島でありますように☆