2013年5月22日水曜日

柏木麻希『立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花』

この時期、我が家の近所で見られる豪快な花、
牡丹。




本当に、大輪で華やかで見とれてしまいます。
私は、この花を見ると、
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花」
という言葉を思い出します。
この言葉の響きが心地良くて、誰に言うでもなく、つぶやいてます。

この言葉の意味は諸説があるようですが、
地面から真っ直ぐ上に伸びる茎の先に一輪、華麗な花を咲かせる芍薬は、凛とした女性の立ち姿の美しさを、
横に伸びる枝先に咲く牡丹は、しっとりと座る女性の華麗な姿を、
そして、ちょっと下向きに風に吹かれて咲く百合の花は、女性が控えめに清らかに歩く姿を表している。
なんて、女性の見た目の美しさを表していると言われています。
この言葉を聞くと、相当美しい女性が思い浮かびます。

こんなふうに例えられるような立ち居振る舞いが出来る人は、きっと、見た目だけじゃなくて、中身も素敵な女性なんだろうな。

ガサツな私が、こんなふうに例えられるような女性になるのは難しいけれど、
身近にある「美」をもっともっと敏感に感じられるようになったら、少しは近づけるかな。