2013年2月15日金曜日

ゆうと「現在の漫画世界」

先日は、フランス南西部にあるアングレーム(Angouleme)という街へ、アングレーム国際漫画祭「Festival international de la bande dessinee d'Angouleme」を見に行ってきました。
これは漫画におけるカンヌ祭といった感じで、毎年優れた漫画作品(出版された物)に対し、各部門ごとの表彰やグランプリが選ばれるという、有名なフェスティバルなんですよo( ̄ー ̄)o(はっきりいって、カンヌより知名度は低いですが;)
ここには毎年数百人にのぼる漫画作家と、25万人以上の漫画ファンが世界中から集ってくるので、会場内は大賑わい!!
ここではマンガ作品の展示や歴史(シリーズもの)、作家の紹介、ワークショップ、出版社や作家本人との商談エリア、サイン会など、作家とファン・出版社がふれあうことの出来る場となっています。
「マンガ」というとコスプレやマニアっぽいイメージをするかもしれませんが、フランスでは「マン ガ」のことを「バンド・デシネ」(BD)と呼び、日本のマンガとはちょっと異なるタイプのものが主流を占めています。
例えば、ディズニーやタンタン、アステリックスやリサとガスパールなどをあげれば、想像が出来るでしょうか?


















もちろん!日本式の「マンガ」も会場内には多数出展されていて、とても人気を集めていましたよ^^
 


  ひとつの会場内で私は、絵本作家の谷口智則さんに会いました。
彼はイオンモール名古屋ワンダーシティで「100人のサンタクロース」の展示などを行っていたので、ご存じの方、またはファンという方もいるのでは??
なんでも大阪から、この国際漫画祭のために4日間だけフランス滞在と言うことでした。彼の絵本は、フランスの子供から 大人まで人気があり、3日間でほぼ作品は完売したとのこと~^^


 



またベルギーで有名なイラストレータ・ブレヒト・エヴァン(Brecht Evens)さんや









ヤヤの長い旅(La Balade de Yaya)の画家Golo Zhaoさん
にも会うことが出来ました。






各会場内で私は、多くの作家達にスケッチを見せてもらい、真摯な創作への思いを聞き、各作家の魅力を知り、このフェスティバルによって新しい作家にも興味を持つことが出来て、とても良かったです!
今回は、グランプリ候補者の中から『ドラゴンボール』などで知られる鳥山明さんが、フェスティバル40周年記念特別賞(Prix Spécial 40e anniversaire du Festival)を受賞しました☆☆彡
やっぱり日本人の受賞は、たとえ特別賞だとしても、嬉しいものです!!!
このフェスティバルを通じて、毎年日本のマンガや絵本が今後どんどんヨーロッパへ、多くの人へ広がっていけばいいな、と思います。