2012年7月31日火曜日

柏木麻希『涼を求めて・・・』

いよいよオリンピック開幕!
地元では、花火大会に夏祭り!
そして、朝顔が咲いて、ひまわりは、太陽に釘づけで、
私達は、寝苦しくて、寝不足・・・。

夏本番ですね。
少しでも涼しく過ごしたいと、涼を求めて、
夏の風物詩、お化け屋敷に行ってきました。

そのお化け屋敷というのは、岐阜から広まったとされる
都市伝説の主人公、口裂け女が登場する、
オカルト作家の山口敏太郎さんプロデュースの
「恐怖の細道」です。







初めに言っておきますが、
私は、お化け・幽霊・妖怪・怪談話・世にも奇妙な物語・・・。
全て、苦手です。
ってか、嫌いです。
ってか、何が楽しくて、ろうそく1本で怖い話なんかするんですか?
ってか、敢えて、なぜ、怖いのわかってて、お化け屋敷に入るの?

?????
意味がわかりません。

 (お化け屋敷、怪談話大好きな方、ごめんなさいね・・・。)

そんな私が、なぜ、「恐怖の細道」に入ろうと思ったか?
不思議でしょ?

まずは、柳ヶ瀬のイベントの一つだからです。
このお化け屋敷の入場料(大人600円・子供200円。前売りだと大人500円です。)
の一部が、柳ヶ瀬など、町の活性化のために使われるんですから、
ギフを愛する私としては、行かなきゃっておもったんです。

それと、夏の思い出作りのために、夏ならではのイベントに参加したいと思ったから。
うちの子どもたちは、お化け屋敷未経験だったんです。
当たり前ですよね・・・。
この母が、連れて行けるはずがないですからね・・・。
やっぱり、母が苦手だからって子供に経験させてあげないのは、
子供の世界を限定してしちゃうかな?って思って、
意を決して、連れて行くことにしたんです。

そして、これが一番の理由なんですが、
以前、私が担当している『わっちアフタヌーンアワー』の中で、
このイベントのプロデューサーの山口敏太郎さんと主催者の方とお話をさせて頂いたことがありました。
その中で、敏太郎さんが、
「ただ、怖いだけじゃなくて、大人には昔懐かしい、ノスタルジーを感じてもらえるだろうし、
子供には、とても新鮮な感覚を味わってもらうことができると思います。」
って、仰ったんです。
そして主催者の方からは、「ストーリーがあって、ミッションもあるお化け屋敷です。
是非、大人の方は、子供の頃の忘れ物を探しに、子供達には、新鮮な柳ヶ瀬を体験しに来てください。」
っていうメッセージを頂きました。
細かい小道具は、本物を使ったり、ストーリーにハマれるような展開を考えたって話も聞いて
このイベントに対する、っていうか、柳ヶ瀬に対する、並々ならぬ愛情を感じて、
お化け屋敷=恐怖ではなくて、恐怖の細道=情熱!
そんな方程式が私の中に出来て、スケジュール帳に、一筆加えられました。

いよいよ当日。
いざ、子どもたちと一緒に、入り口の前に立つと、
方程式は、前者に戻ってしまいました・・・。
でも、そんな姿は、みせられない、負けん気(何に勝ちたい???)根性で、
笑顔をキーーーーーーープ!

待ち時間がまた、恐怖を煽りましたが、
そこはやっぱり、ぐっとこらえて、
笑顔をキーーーーーーープ!!

とうとう順番がきて、
何をしゃべっていたのか全く覚えていませんが、
やたらおしゃべりで、笑い上戸になっていた気がします。
中に入って、およそ3分・・・。

私は、両手を後ろに引っ張られ、前へ進めない状態に!!!!!!
そして、誰かに連れられて・・・。

って、ゴールではなく、
あまりの恐怖に、子どもたちがリタイア宣言をし、スタッフに連れられて、
脱出したのです。
もちろん、口裂け女には、会ってません・・・。

ダメじゃ~ん!
せめて、口裂け女にあわなきゃ!!!

というわけで、私は、最初から、再チャレンジ!
でも、ひとりは心細いので、主催者「やながもん」の代表、吉村さんに
お付き合い頂いて、体験させて頂きました。
(吉村さん、ありがとうございました。)

入ってから、ゴールまで、
懐かしい柳ヶ瀬の飲み屋街の看板や、
小学校の頃の机が並ぶ教室、
そして・・・。

ごめんなさい・・・。

後は覚えてないです。

ただ、口裂け女が、追いかけてくるの!!!
後ろから、何かが付いてくるんですって!
涼を求めて入ったはずが、
外に出たときには、
汗だくでした。

ゴールのところには、
「モンスターカフェ」っていう、海の家的な場所があるんだけど、
そこで、私は、しばらく動けずに、子供たちにソフトクリームを与え、
自分は、モンスターエナジーなる飲み物を飲んで、気持ちを落ち着かせていました。

初日から6日間で来場者1000人を突破した
この「恐怖の細道」
ちなみに、リタイア数は、100人を超えたとか・・・。

噂では、これから、さらにパワーアップしていくらしいですよ。
何がパワーアップするのかは、未知の世界・・・。

是非、この夏、口裂け女に会いに行ってみてください。

「恐怖の細道」は柳ヶ瀬本通の、旧豊富座で9月中旬まで開催中です。

2012年7月27日金曜日

柏木麻希「トガニ~幼き瞳の告発~」

夏休みですね。子どもたちが毎日家にいて、いつもは静かな我が家の昼間が、まぁ、賑やかです・・・。
でも、賑やかなのはこどもたちが元気な証拠で、母としては、それが何よりです。

そりゃぁ子どもたちのことを、大きな声で叱ることもあるけど、
困った顔をしてれば、何とかしてやりたいと思うし、
悲しそうな顔をしてれば、励ましてやりたいと思う。

何か事件や問題が起きていることが分かっても、
直接我が子が絡んでないとなると、
なにかしら思うところはあっても、
自分が何とかしようと考えることはなかなか難しいですよね。

でも、無関心ではいけない!って思わせてくれた映画にであいました。
その映画は、去年の8月に韓国で公開された韓国映画
「トガニ~幼き瞳の告発~」です。

主演俳優が、原作本を読んで自ら映画化を熱望した作品だということ。
そして、かなり内容の重い、衝撃的な実話であるということで、
公開前から話題になっていました。
 
さらに、公開後には、映画のタイトルからとった「トガニ法」という法律ができるほど、
社会に影響を与えた映画です。

重い内容というのは、
幼い聴覚障害児に対する、教員による、長期にわたる性的暴行です。
聞いただけでも、おぞましいですよね。
 
主演俳優は、韓国のロマンチックコメディドラマに欠かせない、コン・ユ。
私が大好きな俳優です。
 
彼は聴覚障害のある子供たちが通う学校の美術教師、カン・イノを演じています。
イノはこの学校に赴任した日から、子供たちに対する、日常的な暴力を見てみぬ振りをしている教員達の雰囲気や、こども達の憂いのある目に、違和感を感じていたのですが、
彼には子供がいて、父として、働かなければいけない。
だから、彼もまた見てみぬ振りをしてしまうんです。

 でも、その後すこしずつ見えてきた、学校の闇。
守られるべき、子供たちの幸せを、守るべき大人たちが奪い、利己的な欲望を満たすための道具として、子供たちを利用していたのです。
 
それを知ったイノは、教師である前に、父親である自分は、
このままではいけない!と立ち上がり、子供たちを守るために、奮闘します。

今まで、助けて欲しいと言えず、今の苦痛や苦しみに耐えるしか生きる道がなかった子供たちが、イノのような信じられる大人に出会ったことで、自分の幸せを願ってもいいんだってことに、気付くんですよね。
 
とにかく、最初から最後まで、胸が苦しくて、息ができないくらい辛かったです。
 
でも、この映画から、伝わってくる、
「自分が社会を変えるんじゃなくて、自分が社会に変えられないために、
戦うんだ」
っていう、強さに私は力をもらいました。
 
楽しい映画。
ホッとする映画。
おもしろい映画。
ロマンチックな映画。

・・・からは、程遠いけれど、
見終わってから時間が経つにつれて、
出会えて良かったと思える映画でした。


映画「トガニ~幼き瞳の告発~」は、
東海地区では、名古屋市栄のパルコにあるセンチュリーシネマで、
8月4日から公開です。


2012年7月24日火曜日

ゆうと「愛の錠」

 
  パリは只今、夏です!
とはいえ、暑い日と寒い日、快晴の日と雨の日が交互に訪れ、天候は不安定です;
 さて夏になると、カフェテラスや路上では、愛を囁き、キスをし合う恋人達の光景をよく目にします。*д*




そんな彼らに人気のある場所が、セーヌ川にかかる「ポンデザール(芸術橋、Pont des Arts)」。

 ここは3年くらい前から主に恋人達が集まるようになり、橋のフェンスに南京錠を掛け、永遠の愛を誓うのが流行となっています。

この流行は、イタリアの恋愛小説『Ho voglia di te(君が欲しい)』に出てくる一場面を真似たものらしいのですが・・・



 



毎日多くの恋人達がこの橋のフェンスに南京錠を掛けていくので、一時は2000個近くにも達して、古い橋がそれらの重さに耐えられなくなり、一時それらが撤去されることもありました;
パリ市としては、フェンスに錠を取り付ける行為の禁止を呼び掛けているものの、南京錠を掛けるカップルは一向に絶たないよう様子。
 景観にも賛否両論があるようですが、まぁ、これも一つのパリ景観として考え、

私は恋人達が錠に書いた熱い一言メッセージを読み、一人赤面していたのでした。

2012年7月7日土曜日

柏木麻希『星に願いを・・・』

♪さぁさぁのぉはぁ、さぁらさらぁ~
皆さん、星に願いごとしましたか?

我が家は、毎年、竹をとってきて(っていっても、自分の背よりも小さいかわいいものですが・・・)願い事を書いた短冊や、笹飾を飾ります。  

毎年、笹飾を飾ってるから、しないと何だか心地悪いんだよね。 初詣に行かないと・・・。とか、靴を履くときは、右足からじゃないと・・・。 みたいな感じ。  

子供たちは、七夕様にお願いすれば、叶う!って信じてるから、小さい時は、 「○○が欲しい!」とか、「○○がしたい!」なんて短冊に書いてたんだよね。 まるで、七夕様=サンタクロース。みたい。  

でも、お願いごとってのは、毎年、タイプが変わって、成長を感じます。 今年も、どんな願い事を書いたのかしらん(*^^*)  

えっ・・・((((;゚Д゚))))
なんと・・・

「もっと、美人になれますように・・・」  

確かにね、オシャレに興味あるし、おやつ食べるにも、こっちの方がお肌によさそうじゃない?なんて言うし、見た目を気にしてるってのは、納得なんだけど、

「もっと」って・・・。  

今も十分私は美人ですが、なにか? みたいな、どっからくるのかわからない自信に満ち溢れた言葉に、 思わず絶句しちゃいました。

まぁ、でも、これも成長ですな。    


昨日から嵐みたいな日が続いてるけど、 空の上では、彦星と織姫は、どんなデートを楽しんでるのかな。  

ちなみに、成長した(!?)我が家の姫曰く、  

「多分ね、彦星が織姫に、今夜会おう!ってメールしたけど、 織姫は、こんな嵐みたいな日は無理!だからまた明日ね!って返事したんだよ。 だから今日は雨が降っても大丈夫。」  

なんだそうですよ・・・。  

明日会おう!っていう時点で、7月7日の、七夕伝説じゃないじゃん。  

っていうか、メールって・・・。    


何はともあれ、
みんなの願い事が、叶いますように・・・。  

星に願いを・・・